口コミコム運営のmov、約15億円の資金調達を実施。全既存株主よりシリーズBファーストクローズ
〜累計調達額35億円突破。さらにセカンドクローズに向けた資金調達活動を開始〜
AI店舗支援SaaS「口コミコム」および業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営する株式会社mov(代表取締役:渡邊 誠、本社:東京都渋谷区、以下mov)は、Coral Capitalをリード投資家とした、全既存株主を引受先として総額約15億円のシリーズB資金調達についてファーストクローズしたことをお知らせいたします。
前回投資後の成長率やスピード、業務提携実績、および今後の更なる事業成長に期待いただき、全既存株主より追加投資いただくラウンドとなりました。今回の資金調達により、当社の累計調達額は35億円を突破しました。
なお、シリーズBセカンドクローズおよびデッドファイナンスについても進行しており、movの使命「日本のポテンシャルを最大化する」の実現に向け事業成長を加速してまいります。
■ 資金調達の概要
調達金額:約15億円
調達方法:全既存株主を引受先とした第三者割当増資
引受先一覧:
・Coral Capital(リード)
・SMBCベンチャーキャピタル
・千葉道場ファンド
・KDDI Open Innovation Fund
・NTTドコモ・ベンチャーズ
・楽天キャピタル
・i-nest capital
資金使途:
既存事業のさらなる伸長を見据えた組織基盤の強化。具体的には、AI機能含むプロダクト改善のための開発体制強化、セールス、およびマーケティング領域の強化など。
なお、シリーズBセカンドクローズでは、当社との事業提携によるシナジーを見込める投資家様を中心とした資金調達を検討しております。あわせて既に取引がある金融機関の10行および新規のデットファイナンスについても進行しております。
■ 直近の事業概況について
当社は「日本のポテンシャルを最大化する」を使命とし、店舗支援事業ではAI店舗支援SaaS「口コミコム」の運営、インバウンド支援事業では業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」の運営およびインバウンド専業のコンサルティングサービスを提供しております。
「口コミコム」は国内外の19サイトと連携しており、多面的な店舗情報管理やMEO対策ができるほか、Google「AI スタートアップ プログラム」採択によりAIを活用した分析強化や業務効率化を強みとしております。
さらにインバウンドオプションにより、海外媒体を含む多言語での店舗情報管理や口コミ分析にも対応しており、インバウンド市場が急回復するなか大きな反響を頂いております。
このような背景があり「口コミコム」は飲食店や小売店だけでなく自治体と連携するなど、様々な業種業界、企業規模のお客様にご導入いただいています。チャーンレートも0.1%を下回って推移しており、ARRでいわゆる”T2D3”ペースで成長し続けております。
■ 業務提携実績
当社では既存株主や外部媒体との業務提携を推進しております。
・株式会社NTTドコモ:dポイント・d払い加盟店向けに「ドコモ パートナーフリープラン」の提供( https://mov.am/news/press/7732/ )
・美団:「大衆点評」と公式パートナー契約締結( https://mov.am/news/press/7852/ )
・Google:Google for Startups クラウド プログラム「AI スタートアップ プログラム」採択(https://mov.am/news/press/8174/ )
・株式会社カカクコム:「食べログ」と公式連携開始(https://mov.am/news/press/8006/ )
・LINEヤフー株式会社:「Yahoo!プレイス」と公式連携開始(https://mov.am/news/press/8182 )
その他、既存株主である事業会社とも多面的な事業提携を進めております。シリーズBセカンドクローズにおいては、特に事業シナジーを共創できる投資家様からの資金調達を検討しております。
■ 採用について
現在、全職種において積極的にメンバーを募集しています。最新の採用情報は下記のサイトをご確認ください。
https://movinc.notion.site/mov-Entrance-book-811367f9739e4951b4ae3c060f7ce7c7
■ 本ラウンドに参画いただいた投資家からのコメント
◆Coral Capital 創業パートナー兼CEO James Riney、
Coral Capital 創業パートナー 澤山陽平氏のコメント
movのシリーズBラウンドをCoralのグロースファンドでリードさせていただきました。2021年の初回投資から3回目の出資となります。この間にmovはこの領域での業界リーダーとして目覚ましい成長を遂げました。「口コミコム」のウェブサイトには、誰もが知るトップ企業のロゴが並び、多くの業界にとって不可欠なサービスとなっています。これらの成果は、優れたプロダクト、それを支える強力なチーム、そして緻密に積み上げられた経営戦略の結果です。私たちは、ここからmovがさらに大きくスケールしていくことを確信しています。今後も、Coralのエコシステムを通じて資本・人材・知見の各側面から、movがより大きく、より速くスケールできるよう支援していきます。
◆SMBCベンチャーキャピタル 常務取締役 投資営業第一部・投資営業第四部 担当役員 太田洋哉氏、
SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第四部部長 安田純也氏、
SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第四部次長 飯塚航氏のコメント
弊社として4回目の出資をさせていただくことができ大変光栄に思っております。
投資させていただくたびにサービス・組織共に成長が加速していますが、渡邊社長はじめとしたチームの皆様は現状に満足せず、さらにお客様に喜んでいただけるよう努力する姿に大変感銘を受けています。
引き続き「口コミコム」をはじめとしたmovさまのサービスが益々世の中に広がり、店舗運営事業者の皆様にとって不可欠なインフラとなることを期待しております。SMBCグループとして、より一層ご協力させていただければと思います。
◆千葉道場ファンド 代表取締役 千葉 功太郎氏、
千葉道場ファンド 代表取締役 石井 貴基氏のコメント
千葉道場ファンドより、movに追加投資させていただきました。
初回の投資から約2年が経ちましたが、本当にあっという間でした。各種指標が大きく成長していることも大変素晴らしいのですが、会社としての力強さや粘り強さを投資家という立場で感じさせてもらいました。
また、私達として本当に嬉しかったことは、ご紹介した企業において、多くの担当者様がmovのファンになっていたことです(笑)。プロダクトが良いだけではなく、丁寧なコミュニケーションをされたからこその評価かと思いますが、そんな素敵なスタートアップをご支援させてもらっていることに喜びを感じる瞬間でもありました。
これまで積み重ねてきたものを土台に、より強く、より大きく成長されることを祈念しております。今後も起業家コミュニティ千葉道場としてご支援してまいります。
◆KDDI株式会社 オープンイノベーション推進本部 本部長 中馬 和彦氏のコメント
コロナ禍で時計の針が止まっていたリアル店舗事業は、今ココに来て倍速で動き始めました。また、さらに早いペースで口コミを中心としたユーザー行動も大きく変化しています。
そういった環境の中、特定のプラットフォームに依存せず、ホリゾンタルなサービスを展開してきたmov社は、オンリーワンのポジションを確立したと思います。
リアルとデジタルのハイブリッドな経済圏構想を掲げる当社は、アセットを全開放して、「口コミコム」のデファクト化を応援していきます。
◆株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ 代表取締役社長 安元 淳氏、
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ Manager 寳野 太貴氏のコメント
前回出資以降、インバウンド市場の急回復により、movの祖業でもあるインバウンド支援事業と「口コミコム」の店舗支援事業との事業シナジーがより強固なものとなりました。さらに、既存株主を中心とした各社サービスとのクロスセルも進行しており、事業アライアンスのプラットフォームになりうるmovに引き続き大きな可能性を感じております。
NTTドコモが展開するチャネルビジネスや、dポイント/d払い加盟店様向けマーケティング支援サービスなどとの連携を通じ、あらゆる業界でのDX支援におけるインフラストラクチャとなるべく共に成長できるように各種取組面での拡大・加速を支援していきたいと考えております。
◆楽天グループ株式会社 副社長執行役員 高澤 廣志氏
楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)パートナー ニコル ジャン氏、
楽天グループ株式会社(楽天ベンチャーズ)シニア・アソシエイト 遠山 雄人氏のコメント
mov社のAI店舗支援SaaS「口コミコム」は、店舗運営事業者様が売上の最大化、業務効率の改善に関して欠かせないプロダクトであり、今後ますますの成長が期待できることに着目し、mov社への追加出資を決定いたしました。
成長著しいMEO市場において店舗運営のDX化を促進し「日本のポテンシャルを最大化」を実現するため、楽天グループも引き続き全力でサポートしていきます。
◆i-nest capital 代表パートナー 山中 卓氏、
i-nest capital パートナー 塚本 繁男氏のコメント
AIを活用した分析強化・業務効率化を顧客に提供することで多くの顧客に価値あるサービスを届け、有力な媒体との業務提携を進めることで事業基盤を広げ、力強く成長していくのをチームmovの一員として経験させて頂きました。高成長を達成し続けるmovにシリーズBでも再びご出資させて頂き大変嬉しく考えています。「インバウンド支援事業x店舗支援事業」で“日本のポテンシャルを最大化”していく挑戦もご一緒します!
■ 株式会社mov 代表取締役 渡邊 誠からのコメント
movでは、インバウンド支援事業として業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営し、店舗支援事業としてAI店舗支援SaaSの「口コミコム」を展開しています。
インバウンド支援事業はコロナ収束に伴う観光産業の盛り上がりに呼応するように急拡大しています。また、店舗支援事業においても口コミのAI活用や店舗課題にマッチしていることから多くのクライアント様にご提供を続けT2D3ペースで成長を続けております。
今回、不安定な市況の中でも、15億円の資金調達を実現できたことは、movの事業価値と将来性を信じて支持してくれた株主の皆様、そして私たちのサービスを利用していただいているクライアント様のおかげです。
今年8月には創業10周年を迎えるmovは、社員数が80名を超え、更なる飛躍を遂げています。2025年の大阪万博や2030年の15兆円を目標とするインバウンド消費拡大に向けて、「日本のポテンシャルを最大化する」という使命の実現のため、インバウンド支援事業と店舗支援事業を抱えるmovだからこそできる事業展開を進めてまいります。
この使命に共感し、共に実現していただける方からのご連絡を心よりお待ちしています。
→ https://movinc.notion.site/mov-Entrance-book-811367f9739e4951b4ae3c060f7ce7c7
今後も私たちは双方の領域の特性を活かして、「日本のポテンシャルを最大化する」という使命を実現すべく、チーム一同全力で取り組んでまいりますので、今後もご支援のほどよろしくお願いいたします。